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宗教の難しさ [ライフ]

3年ほど前だったか、ロンドンで悲しい事件がありました。うろ覚えで残念なのですが、南西アジアからのイスラム教系移民のコミュニティーで、イギリスで育ったティーンエイジャーの娘(18歳くらいだったと思う)がイギリス人のボーイフレンドとつきあっていたことがわかり、怒った父親が娘を殺してしまったのです。

この事件の後、会社でチュニジア人の同僚が言いました。<私はこの事件が理解できるわ>。<理解できるって、娘の気持ちが?>と聞くと、<いいえ、父親よ!>。。。。イスラムでない人との恋愛、家族の意向に反することは許されない、と。。。。

彼女は母親が中国人、父親がチュニジア人。イギリスの大学を卒業、修士号も取得、英語、フランス語、ドイツ語、アラビア語を同じように使いこなし、知的でモダンな感じのする彼女の発言に、びっくり仰天してしまいました。考えてみれば彼女は盛夏でも白やベージュの麻の長袖シャツ、部署でランチに行けばさりげなく肉食は避けていました。
断食(ラマダン)の月には<ランチタイムも続けて働くので1時間早く帰りたい>と申請したのが認められ、4時に席を立っていた彼女。<ええっ、ラマダンするのは自由だけど、入社するときの就業規則9時−5時にサインしてるんでしょ、4時以降だって取引先は働いてるのよ>。。。。と心の中で思ってしまった私は日本人。。。?

私はイスラム教の人々に対して、未知なものに対する不安からくる偏見は比較的少ないと思っていました。というのは、学生時代、ある青少年プログラムに参加し、アジアのイスラム教の人々と2ヶ月間過ごしたからです。ルームメイトはカトリックのフィリピン人、イスラムのマレーシア人、そして仏教(?)の私。ある朝、起床時間前に目覚めると、私のベッドの横で、ベールをかぶったイスラムの彼女がひざまずいてお祈りの真っ最中、ギョっとして動けずにいたことも。。。。
でも、宗教について意見を求められることも押し付けられることもなく、同世代の学生同士の交流ができたことが幸いでした。また、現地のイスラム家庭でのホームステイも経験し、家族やゲストを大切にする姿勢に感動もしました。

それだけに、この事件は、この彼女の発言とともに、宗教の難しさを改めて認識させられるものとなりました。
ロンドンに住むイスラム教の友達にSeason's Greetingsのメッセージのカードを選びながら、ふとこの事件を思い出し、書いてみました。




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